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あなたならどっち?「株式投資」対「不動産投資」の比較

はじめての不動産投資
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現在の低金利時代では、ただ貯金をしていても利息がつかず資産が増えません。将来への不安感や老後の生活に備えて資産運用や資産形成を検討している方は多いのではないでしょうか?

様々な方法がある中で「株式投資」と「不動産投資」を比較してみると、株式投資は短期的に大きな利益が狙える反面、リスクも高いのが特徴です。一方、不動産投資は短期的な利益は狙いにくいですが、毎月安定した収入が得られる「ミドルリスク・ミドルリターン」の投資法と言われます。

今回は、株式投資と不動産投資のどちらかを始めるべきかで悩んでいる方のために、それぞれの詳しい内容からメリット・デメリット、向いている人の特徴なども解説しますので、投資を検討する際にお役立てください。

 

株式投資とは

株式投資とは、証券取引所で売買される株式を購入し、それを保有する期間で分配される配当金や売却時の売却益を目的とする投資を指します。

株式の購入はその企業への出資であり、購入者は「株主」となります。株主は資金を提供した見返りとして、株主総会での議決権や配当金・株主優待を受ける権利が得られます。

配当金は企業が各年度の業績(利益)の内容によって受けられる利益の分配金で、「インカムゲイン」とも呼ばれます。東京証券取引所第1部の企業の場合、2019年5月の配当金の利回り(単純平均)は2.04%となっています。

例えば、配当利回り(株価に対する年間配当金の割合)と同等の株式を100万円分投資していれば、年間の配当金は100万円×0.0204=20,400円(税引前)が得られることになります。

また、「キャピタルゲイン」と呼ばれる売却益が期待できるのも大きな特徴です。たとえば、株価500円の銘柄を1,000株購入した後、株価が上昇し、株価600円で全株売却できれば、(600円-500円)×1,000株=100,000円の売却益が得られます。

 

不動産投資とは

不動産投資とは、建物や土地などの不動産を購入し、それを賃貸して得られる賃料(インカムゲイン)や売却時の売却益(キャピタルゲイン)を狙う投資を指します。たとえば、「土地を購入してアパートを建てたり駐車場にしたりして賃料を得る」「土地が値上りした時に売却して売却益を得る」といったケースです。

不動産投資の利回りは、「年間家賃収入÷物件価格」で計算されますが、平均7~8%前後となります(区分マンションの場合 健美家より)。たとえば、3千万円で購入した中古マンションを年間7%の利回りで賃貸すれば、3千万円×0.07=210万円の年間家賃収入が得られることになります。

不動産は時価で取り引きされるため、売却時の価格は購入時と同じではなく、売却益や売却損が生じます。購入価格のうち土地の割合いの大きい不動産の場合は、価格上昇により大きな売却益が期待できるケースもあります。他方、建物の割合いが大きい不動産の場合は、建物の経年劣化により価格が下がり、売却損になる可能性が高まります。

このように一般的な不動産投資では、最終的な不動産の売却額が初期投資額を上回るよう目指します。

 

株式投資と不動産投資のメリット・デメリット

株式投資と不動産投資にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、特徴をまとめると下表のようになります。

株式投資 不動産投資
始めやすさ ×
売りやすさ(流動性)
キャピタルゲインの大きさ
融資の受けやすさ・レバレッジ ×
リスク ×
運用の手間
資産の安全性

 

①始めやすさ

株式投資の場合、不動産投資と比べて少ない資金で投資できるという手軽さが大きな魅力の1つです。

証券取引所での株式の取引単位は通常100株単位ですが、1株からの購入(株式ミニ投資)も可能なため投資額が低くて済みます。たとえば、株価1千円の株式を100株単位で購入する場合、10万円必要ですが、10株の購入なら1万円で済むことになります。

一方、不動産投資を始めるには物件を取得するため多額の資金が必要になります。自己資金が少なく、金融機関から十分に借入できない場合は、希望する物件を購入できません。

 

②売りやすさ(流動性)

株式投資は購入した株式を証券取引所で直ぐに売却し現金化しやすいのも特徴です。株式は売買単位が小さく、また株価が百円台や千円台の株式も多いことから買手が集まりやすく、短期間で売却できます。市場参加者は個人だけでなく企業や機関投資家など多様な投資家が参加しており、換金化が容易です。

一方、不動産投資は、物件価格が高額で株式のような少額で気軽に購入できないことから流動性は低くなります。売却する際も2~3カ月や半年といった期間を要するため、早めの売却の準備が不可欠です。

 

③キャピタルゲインの大きさ

株式投資に場合、株価が随時変化しますが短期間での急騰や長期に渡っての上昇により大きな売却益が期待できるケースもあります。証券取引所に上場間もないベンチャー企業の株価が短期間で2倍以上高騰するケースも見受けられます。

一方、不動産投資の場合、バブル期などの好景気の時期や特別なイベント案件等では価格が高騰し大きな売却益を得られるケースもありますが、現在の国内ではあまり期待できないでしょう。建物は経年劣化して徐々に価値が減少するため、売却損が生じる可能性のほうが高いといえます。

 

④融資の受けやすさ・レバレッジ

株式投資の場合、一般的に金融機関からの融資は受けられません。現物株式の購入は自己資金でまかなうことになるため、他人資本を使ってより大きな取引を行うレバレッジの高い投資は狙えません(ただし、信用取引は可能)。

一方、不動産投資は、不動産を経営する事業とみなされるため、金融機関から融資を受けられ、レバレッジの高い投資ができます。もちろん融資を申し込む個人の信用能力や担保の有無等のほか、投資対象の担保価値などにもよります。しかし、収益目的で不動産を購入する場合でもお金を借りられるケースは多く、自己資金を用意する必要がないフルローンの利用も可能です。

 

⑤リスク

株式投資は株価の変動が小さくないため大きな売却益を得たり売却損を被ったりする可能性があり、ハイリスク・ハイリターンになる傾向があります。株価は企業の業績により高騰したり急落したりするため、企業の倒産により株式の価値がゼロになってしまうケースも少なからず見られます。

一方、不動産の価値は株式よりも安定しているため、リスクを抑えた投資が期待できます。もちろん不動産にも時価があり随時変化します。例えば家賃は年1%程度下落する傾向が見られますが、バブル崩壊などの特別な社会的要因がなければ、急に10%以上下落するようなケースは考えにくいのが特徴です。

不動産の価値が中長期的に下落しても、その傾向が穏やかであれば、収益の見込みも立てやすく、計画的な投資が期待できます。不動産投資は株式投資などに比べて安定した資産運用ができます。

 

⑥運用の手間

株式投資を行う場合、購入時の銘柄選定だけでなく保有銘柄の業績等の評価などが不可欠です。また、デイトレード(日計取引)のように投資期間が短いと、株価の動向は随時監視しなければなりません。

一方、不動産投資では購入時の不動産取得にかかる手続きなどの手間があります。しかし、購入後の不動産の維持管理などは、管理会社に依頼すればオーナーの手を煩わされることは少なくなります。

 

⑦資産の安全性

株式投資の場合、株式の株券および配当金や株主優待の権利を有するものの、現物資産ではないため企業が倒産すれば株式は無価値になってしまいます。

一方、不動産の価値は変動するものの株式のように短期間で価値が半分になったり、倒産して無価値になったりすることがないため、比較的不安の少ない投資が期待できます。

 

株式投資と不動産投資のどちらを選べばいいの?

どのようなタイプの人が株式投資や不動産投資をするのに適しているのかを見ていきましょう。

 

株式投資が向いている人

①ハイリスク・ハイリターン志向の人

株式投資はリスクが高い反面、大きなリターンが期待できるためハイリスク・ハイリターンを志向する人に向いています。株価は購入時よりも何倍以上になることもあれば、半分程度に下がったり、企業の倒産で無価値になることもあります。「短期間で大きなリターンを狙いたい」「プレッシャーやストレスには強い」という方は、株式投資が適しているでしょう。

 

②少額の資金から手軽に始めたい人

株式投資では1回の投資が何千円、何万円の単位から始められるため、不動産投資のような多額の資金が必要ありません。そのため投資に多額の資金を用意しにくいという方は株式投資がおすすめです。

 

不動産投資が向いている人

①ミドルリスク・ミドルリターン志向の人

不動産投資は、株式投資ほど効率の良いリターンは望めないものの、価格変動が比較的緩やかで急激な下落も少ないため、ミドルリスク・ミドルリターンを志向する方に向いているのです。建物などは長期の運用で価値が大幅に低下しますが、毎年の家賃収入で投資資金が回収できるのが大きな強みです。適切な物件選びや、長期的な投資戦略は欠かせませんが、程よい手間で確実にリターンを得たい方に向いています。

 

②将来安定した収益を確保したい人

高額な物件を取得する場合でも、毎月の家賃収入で投資資金の回収が可能なほか、ローン返済後には安定した収益源として生活を支えてくれます。定年退職後の生活資金などを確保したい方に適しています。

 

③運用面での負担を小さくしたい人

物件を自主管理する場合を除けば、購入後の入居者探しやその他維持管理の業務は管理会社に任せことができるので、忙しい会社員の方でも運用可能です。投資の運用に多くの時間を取れない、手間をかけたくないという方にも不動産投資は向いています。

 

不動産投資と株式投資の違い

それぞれの投資法の大きな違いの一つに、不動産投資のほうが投資家の努力や知識が反映されやすいという点が挙げられます。

株式投資の場合、銘柄の選定と売却のタイミングの決定が重要ですが、株式を購入すれば売却のタイミングを計るまで、株価や経済指標などを注視するだけ・株価の変化を見守るだけの作業になる傾向にあり、向いている人と向いていない人がはっきり別れます。

他方、不動産投資の場合、購入後は収益アップに繋がるリフォームや補修・修繕などの手が加えられます。つまり、投資家が収益アップのために知恵を絞って実行・努力をすれば、毎月の賃料や売却時の売却価格のアップが実現できます。努力次第で物件の価値を高めることができるなど、コントロールできる幅が広いのも不動産投資の特徴です。「家が好き」「自分のアイデアを最大限生かしたい」「一日中パソコンと睨めっこは苦手」という方に、不動産投資はおすすめです。

 

まとめ

株式投資と不動産投資には様々な特徴があり、どちらを選ぶ場合でもその内容を理解し自分に適しているかを考え、取り組むことが重要です。ハイリスク・ハイリターンの投資を望む場合は株式投資、将来に向けた安定収益や資産形成を望む場合は不動産投資が適していると言えるでしょう。投資方法の特徴と自分の投資スタイルからご自信に最も合った投資方法を検討してみてください。

 

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